オウム真理教の死刑囚の家族は今!? [死刑囚]
今回はオウム真理教の死刑囚の家族についてまとめていこうと思います。
オウム真理教の死刑囚の家族は何を思い、どんな行動をしているのか?
これをまとめていこうと思います。
3年前の2011年からオウム真理教の死刑囚の家族が死刑執行凍結を要求しています。
オウム事件が終わり数年がたってからはオウム真理教に関する話題は少なくなりました。
しかし、2011年11月に全ての事件関連裁判が終結したのをきっかけにさまざまな動きがあります。
最近まで話題が続いているのが裁判で死刑が確定したオウム信者達への死刑執行の凍結を求める運動が行われているということです。
この運動では教祖・麻原彰晃(松本智津夫)以外の12名の死刑囚への刑の執行凍結を求めています。
ちなみに、オウム真理教、死刑囚の一覧をまとめた記事はこちら
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オウム真理教 死刑囚 一覧
オウム死刑囚の顔写真をまとめた記事はこちら
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オウム真理教 死刑囚 写真
さて、死刑反対運動の話に戻ります。
死刑囚の家族をはじめとする死刑反対を求める人たちが死刑反対をする最も大きな理由が彼らに正常な判断能力がなかったという点です。
彼らが麻原彰晃による強力なマインドコントロール下にあったことは誰もが認めるところです。
これに関しては多くの意見があるのですが、
死刑賛成側の意見としては死刑囚たちが教団の外でも日常生活を送れていたことから善悪の判断はできたはずという意見があります。
これに関する死刑反対側の意見としては、マインドコントロールというものは自覚なくされているからこそマインドコントロールなので、
信者たちは麻原の言う「正義」つまりは、自分たちがやっていることが善だと信じて犯罪行為を行っていたから、これを一般的な殺人事件と同様に扱ってよいのか?という意見です。
これは極めて難しい問題ですね。
そして、2つめの理由がオウムの数々の犯罪は内乱罪にあたるのではないかという点です。
内乱罪をいうのは、「憲法の定める統治の基本秩序」を破壊して権力を行使すること、およびそれを目的とした暴動などの犯罪」。
オウム真理教の一連の犯行の意図は日本政府の転覆、国家転覆です。
つまり、内乱罪にあたるのではないかと言われています。
そして、内乱罪の場合、死刑判決を受けるのは首謀者のみで、
オウムの場合、もちろん麻原となります。
よって、麻原以外の人間は死刑は回避されるべきだという意見です。
3つ目の理由は実行犯は自分たちの経験を語っていき、今後同じようなカルトによる犯罪を防ぐキムがあるという点です。
洗脳されて犯罪を犯した、それもここまでの大きな被害者を出した犯罪を。
このような経験をほかのだれもしておらず、洗脳の恐ろしさは彼らにしか語れないからあらゆる場所で語っていくべきだという意見です。
そして、この運動は「オウム真理教家族の会」によって行われています。
これまで死刑回避を求める団体というのは死刑制度自体を反対する人々でした。
彼らは死刑判決が下されれば、死刑囚が誰であろうと、反対してきました。
世界的にも死刑制度廃止の動きは進んでいます。
しかし、今回の「オウム真理教家族の会」が行っている活動はこれとは異なります。
死刑制度に反対しているのではなく、彼らが求めるのは麻原以外の12人の死刑執行の回避です。
これはオウム真理教事件がいかに異常な特異な事件かを表しています。
ちなみに、彼らは以前は「オウム真理教被害者の会」と名乗っていました。
文字通り、オウム真理教によるなんらかの被害を受けた人々によって構成されています。
結成されたのは1989年のこと。
まだ世間がオウムをただの変な宗教団体としか見ていない頃の話。
彼らはこのころから入信者や出家信者に脱退することを説得して回り、
教団の活動を監視したりしていました。
このころから麻原、オウムの危険性に気付いていたのです。
警察や行政にもオウムを強く監視することを訴え続けていたのです。
警察がすぐに動いていれば、被害はもっと少なかったでしょう…
つまり、「被害者の会」は名前から誤解してしまいがちだが、
オウム真理教事件の被害者が集まっているのではないのです。
彼らの言う被害とは、自分の家族や子供がオウムに洗脳され、信者になってしまったことなのです。
ここがまぎらわしいので、名前が変更されました。
私自身、今まで死刑囚は早く死刑になればいいと安易に考えていましたし、
こういう考えの方の方が多いと思います。
しかし、上記のような事実を知ってからは、
家族の会が死刑執行の回避を求めるのは自然なことだと理解できました。
そして、彼らにとって事件は終わっていないのだということも実感できました。
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タグ:オウム真理教 死刑囚
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